最近公正取引委員会が食べログをはじめグルメポータルサイトに関する調査を開始しました
実際に僕のお店にも調査票が届き、真摯にご回答させていただきました。
質問内容の中には”表示順位や評価に対する不満があるか?”という様な抽象的な質問もあり、この答えが1つの指標として参考になるのか疑問に思うものもありましたが、総括して
飲食店が泣き寝入りせざるを得ない状況
であったかどうかの確認
である様に感じました。なぜ今なのか!というくらいこの様な問題は以前からありました。
- システム変更につきプランが変更する
- そのプラン次第で当初の担当者が外れる
- 新機能を付帯した方が上位に表示される
- エリアによって掲載金額が違う
- 担当者からのフォローがない
- 評価の基準が不明確
- サクラがいると噂されている
実際に飲食店からすると不満や不信感だらけと言っても過言ではないと思います。
それは掲載している多くのお店が広告費払ってるのにそれに見合った予約が入らないと感じているからではないでしょうか?
そうした状況だと飲食店側は、もっと予約数を増やすためにプランをあげて今よりも広告費を多く支払うか、掲載をやめるかという選択をしなければなりません。
しかし、掲載をやめれば(予約機能付きの場合特に)今まで少なからずサイト経由で入っていた予約が今後一切無くなってしまいますし、掲載には契約期間があり、時期によっては違約金がかかることがありますので、掲載をやめるという選択肢は限りなく少なくなり、結果効果の期待できないまま載せ続けるか、一か八かプランをあげるか、その2択になってしまいグルメサイトのプラン変更などの提案も受けざるを得ない状況になります。
お金を払っているのにあまり予約が入らない
↓
掲載をやめれば今後予約が入らなくなる
↓
掲載を続けるしかない
↓
グルメサイトのプラン変更など了承する他無い
こんな状況ではないでしょうか?
グルメサイトの影響力が強くなればなるほど、広告費の増大や価格競争による客単価の減少など、飲食店は安定した経営ができなくなる可能性が高くなるため、今回のような問題は飲食業界全体の衰退を招く恐れがあると考えています
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